寒くなってきたこの時期。小さい子どもにルームシューズを用意したいけれど、市販品に丁度いいサイズがない！簡単に手に入る材料で、出来るだけ簡単に作製しました。裏は滑り止め付きで転びにくい仕様です。
幼児に丁度良いルームシューズが欲しい
我が子は冬場は靴下で走り回っていたのですが、締め付けが嫌らしく頻繁に脱いで足が冷え冷えになっていたので、ルームシューズはどうかなと探しました。
しかし、市販のものはまだ我が子には大きすぎて歩きにくかったり、転びやすそうだなと断念。残す道は……自作！となった結果、こんなものを作りました。
材料
材料は4つです。
表地にしたい布（ルームシューズの表面にくる生地）
セリアのふんわりフェイスタオルを使いました。
裏地にしたい布 (ルームシューズの内側。足に直接触れる部分の生地)
キルティングのシーツを再利用（愛用しているパシーマ)
ボアなどにするか迷いましたが。まだ幼児なので肌に優しい綿100キルティング生地使用。
フェルト (靴底に厚みを出すために使用)
100均の洗えるタイプにしました。
滑り止め生地 (靴裏用の生地）
セリアの玄関マットを使いました。使い勝手が良かったです。
ミシンで縫えて、裏側が程よい滑り止め生地です。
最終的に
表地
裏地
裏地
フェルト
滑り止め生地
の順で5枚重ねて全部縫うことになるので、この5枚分の厚みが、所有しているミシンで縫える厚みかどうかを確かめて、生地を選ぶ必要があります。
手順
作業工程は単純に以下の3つです。
- 型紙を作る
- 布を切る
- ミシンで縫う
1. 型紙を作る
まず、足のサイズを紙に書き写します。
※ポイント：やや大きめに描くのがお勧めです。
次に図の[1], [2]にある長さを測定して書き込みます。
※ポイント：特に足の甲の長さを測定する際、幼児の足特有のむにむに感を考慮して、実測より1cmほど余裕みて作るのがおすすめです。
型紙を図のように仕上げて、切ります。
説明の為に、写真左の足の甲側を[A]、写真右の足裏側を[B] と名付けます。
2. 布を切る
縫い代1cmで全ての生地を裁断します。
必要なのは
表地で[A]を2枚。
裏地で[A]を2枚。
裏地で[B]を左右1枚ずつ。
フェルトで[B]を左右1枚ずつ。
滑り止め生地で[B]を左右1枚ずつ。
※型紙【Ｂ】を使う裁断は、左右対称に1枚ずつ切る必要があります。右足用と左足用です。
3. ミシンで縫う
① [A]の型紙で裁断した表地1枚と裏地1枚を縫う
どちらも、中表にして踵部分を縫い代1cmで縫います。
② ①の2枚を表面同士が重なるように重ねて、足首に当たる部分を縫う
完成時に表面にくる面同士が接するように①で縫った2枚を重ねます。
([表地の裏面-表地の表面](接する)[裏地の表面-裏地の裏面]となるように)
裏面側を上にして足首部分を縫い代1cmで縫います。
表面が見えるようにひっくり返すと以下の写真のようになります。
③ ②の外側を縫う
縫い代 0.5cmで外側をぐるっと1周縫います。
④ Bの型紙で裁断した布を、滑り止め→フェルト→裏地の順で重ねて外周を縫う
外周を縫い代0.5cmで縫います。
重ねる向きに注意です。足に触れたい面と、滑り止め面は逆方向を向くように重ねます。
⑤ ②と④を中表で重ねて固定して、外周を縫う
下の写真のように固定して、縫い代1cmで外周をぐるっと縫います。
この感じで、家庭用ミシンで縫えるギリギリの厚さでした。
固定にはセリアのクリップと洗濯バサミを使用。
（ミシン、上手になりたい……）
⑥ 縫い代部分を整えて、裏返す
⑤で縫った縫い代部分を、縫い目から0.3cmほど残して切り落とした後、裏返します。
完成です。
まとめ
大きすぎるサイズだと、転びやすくなったり歩き方に影響が出そうで避けたいし、
小さすぎると足の成長が妨げられそうで嫌だ。そして足裏には滑り止めがついていて欲しい。
と、散々市販品を検索した結果、自作にたどり着きました。
思ったよりも簡単にルームシューズが自作できると分かってホクホクしております。
滑り止めになる、縫いやすい布として、今回使用した玄関マットはかなりアリだと思います。
滑り止め具合が強すぎず、弱すぎず、走ったりジャンプしたりしますが、滑らず不具合なく使用できています。
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