とにかく吐き悪阻が酷かった。妊娠検査薬で妊娠が分かったあたりから気持ち悪さに襲われ
だいたい妊娠6週目~妊娠26週ぐらいまで実に5ヶ月ぐらい吐きどおしでした。
2回妊娠していますが、2回とも。1回目は6キロ、2回目は4キロ体重が落ちました。
つわりの酷さは人によって、赤ちゃんによっても違う
胎盤がしっかりできて安定期に入るまで、お母さんが無理をしないように悪阻があるのよ。と優しい微笑みで言われても、いやいやこんなに吐きまくって動けなかったら守るものも守れないぜ、としんどすぎて泣きながら考えたものです。
人によって、第一子で悪阻が酷かったけれど第二子は何もなかったとかも聞きましたし、一説には、夫との遺伝子が違い過ぎると悪阻が酷くなるとか、精神的な疲労によって悪化するとか……どうなのでしょうかね。
私としては、多分もう一回妊娠したとしても、きっとすごい吐き悪阻だろうという手応えあります。
ストレスフルな職場で働いていた1回目より、子育てメインで生活していた2回目妊娠時の悪阻は軽いだろうと考えていたら、まったくそんなの関係ありませんでした。2回とも何をしていても吐く。
大袈裟でなく、10分とあけずに吐き続け、トイレから全く出られず。
1回目はいつまで続くのか分からない逃げ場のないしんどさに絶望して、2回目はこれが4ヶ月ぐらいは続くだろうと分かっていたのでそれはそれで絶望。
正直、超安産だったこともあって、私の妊娠体験は出産時よりも悪阻のほうがしんどいものでした。
かなり酷い方の悪阻を2回経験した私の対処法
何かに没頭している間は吐く回数を減らせる
没頭すると頭が吐くことを忘れるのか、少しの間吐かずにいられました。
私の場合は読書と動画でした。
読書をする
思考が少しでも現実に戻ってくるとすぐ吐くので、ひたすら本を読み続ける。
難しかったり面白くなかったりすると吐くので、できるだけ字の多い長めの本を読んでいました。
ハリーポッター
後宮の烏
十二国記
ファンタジー好きというのもありますが、完全に現実と切り離された内容のほうが吐き気が遠ざかる気がしていました。
読みすぎて疲れて本を読むのをやめるとまた吐く……。
動画を見る
私には特に漫才が良かったです。間で笑わせる系よりもたたみかける系 (気が散ると吐くから)。
NON STYLEとミルクボーイありがとう。
食べられるものジャンクフードであろうと食べる
何でもいいから食べられるものは食べて、飲めるものは飲むようにとお医者さんに言われ、
ハンバーガーとかポテトチップスとか妊婦が食べたらだめなんじゃないの?というものも含めて、何でも試して、食べられるものを探しました。一応、妊娠したらご飯は自炊してしっかり栄養考えて、と事前には考えていたのですがそういう次元じゃなかった。どんなに身体によくても、大半のものを口か胃が拒絶。
食べられるものを探してとにかく試す
どれが食べられるものか、いざ口にしてみないと分からないのでとにかく色々試してみるのがお勧めです。想像してる時点では「絶対食べられない」と思っていても、口にいれてみると意外と食べられるものもあります。私は吐きまくっていたけれど、唐揚げがいけました。よく聞く話では「フライドポテトだけ行けた」というのがありますね。
逆に、これ食べられそう、と思っていても飲み込んだ瞬間、胃から即座に返却されることもありました。
私が食べられたものはこちら!食べられる物が変わる!
これは食べられる!というものを見つけても、そのうちそれが駄目になってくる。吐き悪阻あるあるだと思います。そしてまた食べられるものがなくなる……。
1回目食べられたものの変遷
いよかん、八朔
→カボチャスープ
→ポカリスエット、焼きそば
2回目食べられたものの変遷
唐揚げ(母の手料理)、苺
→氷砂糖、焼いただけの薄い牛肉
→手作りシチュー(母の味)
→フレンチトースト、Gokuriのグレープフルーツ味、氷
2回目、上の子の世話が出来ずやむなく実家に避難することになったのですが、そこで分かったのは、昔親しんだ味、好きだった食べ物は割りと食べられるのかもしれないということ。
母の手料理は結構重たいものも食べられました。
吐いたときつらい系の食べ物に注意
柑橘類
いよかんや八朔が、スッキリしてて酸っぱくてそれしか食べられない時期があったので食べていましたが、これ、返ってきたときに喉が焼ける……。
餅、団子系
粘度の高いものは吐いたとき引っ掛かって呼吸困難になるので危ない……。
納豆
吐いたとき地獄
でも、これしか食べられない時は食べた方がいいです。
個人的にはお餅が本当に危なかったのでくれぐれもお気をつけください。
吐いたあとは口をゆすぐ
歯や喉が胃酸で痛まないように、できれば歯磨きやうがい、無理でもグチュグチュペぐらいはしたほうが良いし、水も飲めるなら飲んだ方がいいてす (私は飲めませんでしたが)。
歯ブラシは歯磨き粉無し
歯ブラシ。磨いているときも吐き気と戦いですが、とくに最後のうがいで吐く感じでした。
悪阻が一番酷いときは、うがいの回数が少なくて済むように、歯みがき粉を使わず、水だけで歯を磨いていました。
歯ブラシをこまめに水で洗いながら歯がツルツルに感じるまで柔らかい毛の歯ブラシで磨いて、フロスかけて、何回か口のなかをゆすいでおしまい。
ここで吐いてしまうと歯を磨いた意味がないので、夜の場合、歯を磨いたら急いで寝る。という方法で乗り切りました。(歯の健康を考えると勿論、歯磨き粉を付けて洗ったほうが良いとは思いますが、こういった対処法をしましたよ、という参考程度に捉えてくださいね。妊娠後の歯科検診で虫歯なし判定だったので私の場合はこれで乗り切れてました)
いつかは終わる!
タイトルに「珠玉の!」と銘打ちましたが、何をやっていても吐いていて「これはまだまし!」「もはやこうするしか道は無い!」という感じでした。もっともっと楽になりたかった。
根本的に悪阻から逃げられたわけじゃなかったけれど、これをやっていなかったらもっとオワッていただろうなと思います。
私は幸運にも、逃げ込める実家があって、専業主婦の母が健在だったので助かりましたが、それでも3人目の妊娠は出来ないなと思いました。
悪阻が酷すぎて何も出来ない。
悪阻がこんなに吐き通しで苦しいとは、実際経験したり、目の当たりにしないと分からないことだなと思います。私も実際自分がなるまでこんなにずっと吐くものとは知りませんでした。
今直面している方!理解者は少ないかもしれませんが!いつかは終わります!どうか少しでも力になれていますように!心から応援してます!