インフルエンザの予防接種は、早めの予約がおすすめです。
地域差はありますが、例年、接種自体はだいたい10月始めから始まります。
小児科は早いところで9月1日から予約を開始するので、
出遅れると、気付いた時には予防接種が受けられない!という事態に。
特に、土日や退勤時間後の夕方は誰もが希望する時間帯なので人気の医院、子どもが多い地域では毎年シビアな戦いが繰り広げられます。
かかりつけの病院でないと断られることもあるよ
「診察券を既に持っている人限定!」「新規患者はお断り!」としているところも多く、
特に今年の私のように里帰り出産の時期と重なったり、引っ越しなどによってそれまでとは違う場所で受けなければならないときは、苦戦を強いられます。
インフルエンザのワクチンの安定な確保が難しく、抱えている患者さんの分だけでギリギリ、となった場合に、やむを得ずこういったルールを敷く病院もあるようです。
何歳から受ける必要がある?
生後6ヶ月から受けることができるそうですが、
1歳未満の有用性は証明されていない為、お医者さんに相談して慎重に決めるのが良いと思います。
いつ頃受けるのがいい?
免疫の有効期間は接種後1~2週間からで、そこからだいたい3~4ヶ月もつと言われています。
インフルエンザは毎年11月下旬~2月頃に流行のピークを迎えるので、10月~11月頃に打っておくのが良いかなと思います。
ワクチン接種の回数と量は年齢によって違う
生後6か月~3歳未満は、0.25mlを2回接種
3歳~13歳未満は、0.5mlを2回接種
大人(13歳以上)は、0.5mlを1回接種
13歳未満は2回接種推奨。接種の間隔はどれくらい開ければいいの?
13歳未満は2回接種が推奨されています。
1回目と2回目の間隔については、今回上の子の接種予約のために色々な小児科に電話をかけまくった経験からすると、やはり接種間隔は3週間を推奨しているところが多い印象です。
2週間でいいとしている医院もありましたし、
「昨年受けている場合は今年は1回接種とします」とホームページに明記している医院もあり、お医者さんによって判断の分かれるところのようです。
(ただし、後者については、医院のワクチンの確保数が少ない関係で、やむなく1回接種としているような印象を受けました)
理想の接種スケジュールは?
3週間あけて2回接種して、11月下旬の流行に備えるとすると、10月に1回目接種、11月に2回目接種といったスケジュールが理想かなと思います。
(これがなかなか激戦で、理想通りに予約取れないのですが…!)
2回一気に予約できる方が楽!
2回分の接種予約を一気にできるところと、そうでないところがあるので注意が必要です。
経験上、あとになるほど残り少ないワクチンを巡っての争奪戦が激化して、接種予約の倍率が上がりがちなので、できれば早い時期に一気に2回分を予約してしまえる方が気が楽です。
インフルエンザの予防接種の価格は?
これが、病院によって結構違います。
1000円以上開きがあります。
私が経験したものだと、だいたい1回の接種で2500円~5000円。
2回接種が必要な場合、1回目と2回目の価格が違うこともあります。
どうしてこんなに違うの?
インフルエンザのワクチンは任意接種なので、病院が価格を決めているからです。
医院の人気や、ワクチンの確保数、仕入値などが価格決定の材料になるのかなと思っています。
小児科で受けられなかったら、小児科以外という選択肢も
基本的には子どものことは小児科の先生の方がよく分かっているだろうし、小児科でワクチン接種を受けたいなと私などは思うのですが、
思いとは裏腹に周辺地域の小児科の予約が取れなかったり、今季のワクチン接種を終了していたりする場合、小児科以外で受けるということも選択肢に入れてみてください。
特に3歳以上の子どもは、大人向けの普通の内科や消化器科などでも対応しているところが意外と沢山あります。
どうしてこんなに激戦なのか
そもそものワクチンの生産数が少なく、小児科に限らずどこの医院でも手に入りにくく、
取り合いになってる現状があるそうです。(勿論、地域差はあると思います)
更に、年によって製造段階で予想外にワクチンが製造出来ないトラブルがあったりすると
供給量が更に減るという事態も。
今年は特に激戦かも
今年はコロナとインフルエンザのダブルでかからないために、色々なところでインフルエンザの予防接種推奨を耳にします。これまで受けていなかった人で、今年は受けようと考える人は多くなると予想されます。子どもに限らず、大人も、例年にはない熾烈な争奪戦が待っているのかもしれません。